業務上PHPを使用することが圧倒的に多かったのですが、時代の変遷にそってPHPも進化していることを実感しております。

速度面の改善

PHPは軽量プログラミング言語(和製英語:lightweight language、LL)に分類されます。
実装、修正が用意ですが実行速度を犠牲にしているイメージですね。

そのため開発やステージングではそのまま使用し、公開環境ではAPCなどのPHPアクセラレータを使用することが一般的でしたが、こういった環境差異は歓迎できるものではなく、リリース直後のキャッシュ残存で不具合につながってしまうなどのトラブルを引き起こします。

新しい実装であるPHP7では内部構造を大幅に見直し大幅なパフォーマンスの改善が施されています。
筆者はまだPHP7に振れておりませんので、この点が非常に楽しみです。

PHPが台頭した時代と比較すると、現在のWebサービスにおけるパフォーマンス要求は格段に上がっています。
PHPを載せるインフラ性能をアップしてごまかすことは不可能ではありませんが、コストに直結する事柄ですので、この進化は時代が求めていたものだと考えています。

安全性の向上

2014年はSSLやbashの脆弱性など、特に「セキュリティ」が話題にあがった年だったと感じています。

PHPはその手軽さから多くのWebアプリケーションに利用されることが多かったのですが、PHP自体の言語使用や脆弱性により開発者の中には「PHP=セキュリティ的にザル」という認識がありました。

この顕著な例が、以下に徳丸先生のブログでも紹介されています『例えば、PHPを避ける』に現れていますが、同時にこのエントリの結びにある通り、これも時代の求めに応じてセキュリティに対する対策が数多く行われていることが分かります。

以前として残る問題として、Webアプリケーション開発では「セキュリティ」に関する知識が必須にもかかわらず、逼迫する現場にそれを教育する余裕がないとか、例えばプロジェクトの責任者に「セキュリティ」対策が必要な理由が理解されていないといった人的なものが根強いと感じています。

言語的にフォローされていることはもちろんですが、それ以前に実装者の教育も必要、というのが筆者の考えです。
2014年に、「JALマイレージバンク」の不正ログインが問題になりましたが、これこそが人的問題の象徴ではないでしょうか。

まとめ

PHPはなくならない

10年前はWEB系と言えばPHP一色(ということもんないんでしょうけれども)でしたが、企業によってはすでにPHPと決別しているところがあると認識しています。

ただし化石のようなシステムは多数存在しており、PHPを扱う案件、プロジェクトはこれからも一定数存在すると考えています。

また「○○プラットフォーム向けに調整したフレームワーク」が社内に存在すれば、このフレームワークを利用して実装コストを下げていく選択を行うこともごく自然なことです。

PHPの良くないところはたくさんありますが、技術者が集まるし、学習コストが低いというメリットもあります。
PHPを毛嫌いするのではなく、技術者を教育しながらうまく付き合うことが必要ではないでしょうか。

この記事はtomita@atuwebがお届けしました。

参考・出展

参考記事

その他

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