※この記事はCocos2d-x 2.2.xをWindowsPCにインストールする手順であり内容が古い点にご注意ください。 2015年7月にCocos2d-x 3.5を導入しており、その際の環境構築についてはエントリ以下をご覧ください。

http://atuweb.net/201507_android-dev-env-cocos2d-x-in-windows/


にわかに人気が出てきたcocos2d-x 現在日本語のドキュメントはあまり豊富とは言えない状況のようです。

なぜオススメか、、、、 躓きやすい導入部分がとても丁寧に書かれており、サンプルアプリの実装にも丁寧に書面が裂かれています。

筆者の環境はWindows7です。 MacでiOS版はそうでもないのですが、Android版の環境構築は挫折する人が多く、筆者も書籍どおりでうまくいかない点がありました。

なぜAndroid版で挫折する人が多いのか、、、 NDK、JNIなど依存するものが非常に多いんですね。

cocos2d-xを勉強する手始めに以下の書籍を購入してインストールを行いました。

cocos2d-x入門 清水 友晶 著 リックテレコム

こちらの書籍は画像入りでインストールも詳しく説明がしてあるほか、サンプルアプリケーションの実装手順も掲載があるので一通りの機能を覚えることができますよ! オススメです!


筆者の環境は windows7 (オフィス64bit/自宅32bit) です。 C直下にいろいろ置きたくないので、C:\Developというディレクトリを作ります。

やること

1.cocos2d-xをインストール 2.Android SDK + Eclipseをインストール 3.Android NDKをインストール 4.CYGWINをインストール 5.Javaインストール 6.Pythoneインストール 7.Pathを通す 8.Eclipseの設定 9.プロジェクト作成 ->実行!

めちゃくちゃ多いですね。 ひとつずつこなしていきましょう。

1.cocos2d-xのインストール

http://www.cocos2d-x.org/

筆者は記事作成時の最新「Download v2.2.1」を導入 バージョンアップが頻繁に行われるので、安定版で最新のものを使うといいでしょう。

圧縮ファイルを任意のディレクトリへ展開します。 C:Develcocos2dx バージョンアップしてもそのまま使用できるよう解凍後のフォルダ名からバージョンを除きました。

2.Android SDK + Eclipseをインストール

SDK(Software Development Kit)とは開発に必須のツールセットです。 統合開発環境のEclipseとセットでダウンロードします。

https://developer.android.com/sdk/

上記リンクの [ Download the SDK ] から64,32bitでご利用の環境にあったものをダウンロードしてください。 現在Eclipseを使用していても、Android開発用にSDKバンドルのものを利用することをオススメします。 日本語化したプレアデスではちょうど良いパッケージがなくに組み込むのが難しかったいです。。。 (C++のプラグインなど導入が難しい)

ダウンロードしたファイルを以下に展開します。 C:Develadt-bundle-windows

3.Android NDKをインストール

NDK(Native Development Kit)とは、通常Javaで開発するAndoridアプリをCやC++で開発するためのものです。 以下からファイルをダウンロードしてください。

http://developer.android.com/tools/sdk/ndk/

※NDKは64bit環境でも32bitのものを使用するようです。 ※ブログ投稿時点では[r9b]のリンクが記載されています。 r9ではビルドの不具合があるようで、実績のある[r8e]を使用すると良いです。

android-ndk-r9b-windows-x86.zipを右クリックするなどしてURLをコピーし、 [r9b]を[r8e]に書き換えてブラウザのアドレスバーに貼り付けると、ダウンロードが開始します。

ダウンロードしたファイルを以下に展開します。 C:Develandroid-ndk-r8e

4.Cygwinをインストール

AndroidNDKからシェルを使用してアプリをビルドするため、Cygwinをインストールします。

http://www.cygwin.com/

上記から64bit or 32bit 環境にあったものをダウンロードし、exeファイルを実行します。 パッケージ選択画面では必ず Develカテゴリにある “make” にチェックを入れてください。

ディレクトリは以下に設置しました。

C:\DevelCygwin

また、一部設定を変更します。 以下のファイルをメモ帳などのテキストエディタにドロップします。 C:DevelCygwinetcfstab

一番最後の行に次の記述を追加してください。

1none /cygdrive cygdrive binary,noacl,posix=0,user 0 0

5.Javaインストール

Androidアプリの開発に必須のJDKをインストールします。 Oracle社のDLページからJDK(Java SE Development Kit)をダウンロードし、 インストーラーにしたがってインストールを行ってください。

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

※JDKのアップデート通知が入ったら即アップデートしましょう。

■6.Pythoneインストール

Pythonはcocos2d-x用のプロジェクトを生成する際に使用しますので、Pythonもインストールします。

http://www.python.jp/ 必ず 2.7系を使用してください。

筆者は以下にインストールしました。 C:DevelPythone2.7

7.Pathを通す

依存するソフト類のインストールは完了です。 次にWindowsがすぐこれらを呼び出せるよう、環境変数にパスを登録します。

コントロールパネル>システムとセキュリティを開き、左メニューの”システムの詳細設定”を開きます。 ダイアログの右下にある”環境変数”ボタンを押下し、設定画面を開きます。

筆者は以下のような設定を行いました。 ※すべて画面上のユーザ側に設定します。

Python

変数名:PYTHON_PATH 変数値:C:DevelPythone2.7 変数値にはインストール時に指定したディレクトリを記入します

Cygwin

変数名:CYGWIN_PATH 変数値:C:Develcygwinbin;/cygdrive/C/Devel/cygwin/bin 変数値は次のものを ;(セミコロン)で結合します。 1.インストールディレクトリの下のbinディレクトリ 2.1をLinux風のパスで記載したもの

※Windowsは大文字、小文字を区別しませんが、しっかり書き分けておくことが吉です。

・Path 変数名:Path 変数値:%PYTHON_PATH%;%CYGWIN_PATH% 変数値はPython、Cygwinの変数名を %ではさみ、さらにこの二つを;(セミコロン)で結合します。 すでにPathが登録されている場合は、; をはさんで後ろに記載します。

たとえば [C:Project] が登録済みの場合[C:Project;%PYTHON_PATH%;%CYGWIN_PATH%]という感じです。

登録後、コマンドプロンプトで echo %Path% を実行すると、登録されている環境変数を確認することができます。 %PYTHON_PATH%や%CYGWIN_PATH%も展開され、フルパスで表示されますね。

8.Eclipseの設定

※Eclipseには事前に Pleiadesプラグインを導入してます http://mergedoc.sourceforge.jp/

cocos2d-xのリンク設定

「ウィンドウ -> 設定 -> 一般 -> ワークスペース -> リンクされたリソース」を辿りcocos2d-xを登録します。 ↓ 名前: COCOS2DX ロケーション:C:Develcocos2dx

C++変数

「ウィンドウ -> 設定 -> C/C++ -> ビルド -> 変数」追加ボタンを押下し変数を登録します。 ↓ 名前1: CYGWIN 値1 : nodosfilewarning

名前2: NDK_ROOT 値2 : C:Develandroid-ndk-r8e

名前3: SHELLOPTS 値3 : igncr

ライブラリをインポートする

[libcocos2dx]をインポートします。 「ファイル -> 新規 -> プロジェクト -> Android -> 既存コードからのAndroid プロジェクト」を選択し、次へ。 ルートディレクトリーとして以下を選択してください。 C:Develcocos2dxcocos2dxplatformandroidjava

Project to Importの新規プロジェクト名[libcocos2dx]にチェックを入れて完了します。 Project to Importに何も表示されない場合右側のリフレッシュを実行してみてください。

SDKの追加

「ウィンドウ > Android SDK マネージャ」を選択し、SDKマネージャを起動します。 PackagesからAndroid2.2(API 8)のSDK Platformにチェックを入れインストールしてください。

これで準備が整いました。

9.プロジェクト作成

では次に自分のプロジェクトを用意します。 コマンドプロンプトを起動してください。

スタートメニューの「プログラムとファイル検索」に cmd と打ち込んでもOKです。 以下を実行すると新しいプロジェクトが生成されます。

1cd C:Develccocos2dxtoolsproject-creator [enter]
2create_project.py -project exam -package com.example.exam -language cpp [enter]

プロジェクトは以下のディレクトリの下に生成されます。 C:Develcocos2dxprojects

コマンドの通りだと、以下ディレクトリが生成されているとおもいます。 C:Develcocos2dxprojectsexam

先ほどと同様に、これをEclipseにインポートします。

「ファイル -> 新規 -> プロジェクト -> Android -> 既存コードからのAndroid プロジェクト」を選択し、次へ。 ルートディレクトリーとして以下を選択してください。 C:Develcocos2dxprojectsexam

Project to Import に examプロジェクトが表示されるので、チェックをつけて完了してください。

プロジェクト設置場所を変えると、ビルドのパスをあわせたり、といったところで非常にコストをかけてしまうことになりますので、大人しく規定のフォルダで開発することにしましょう。

いよいよ -> 実行! します。

自分のプロジェクトをインポートした後ビルドが走ると思います。 Android版のビルドは非常に時間がかかってしまいますので、コーヒーでも飲んで待っていてください。

一通りビルドが完了したら、いよいよ自分のアプリを実行します。 Android端末をUSBでPCに接続してください。

「実行 > 実行」を選択してください。 ダイアログが表示された場合はAndroidアプリケーションを選択します。

さあ、アプリが実機にインストールされ実行できる状態でしょうか!

筆者はここでかなーり長い間躓いてしまいました。 躓いたときに試すこと。

・SDK マネージャで Tools > Android SDK Build-toolsをアンインストールする。 ※SDK Build-toolsをすべて消してしまうとSDK側のフォルダが消えてしまうので違うエラーが出る。

・プロジェクト・ビルド・ターゲットを確認する  パッケージエクスプローラーでプロジェクトを選択し、右クリック>プロパティーを開き、  プロジェクトのプロパティー > Androidから、ビルドターゲットを確認します。

クリーンや Bin Genフォルダを削除すると直るケースもあるようです。

2016年7月14日:過去の記事を再掲