開発の現場でしか発生する様々な不合理、非常識。
しかしそんな憤りや苦しみも忘れ、あっという間に染まってしまう私たち。

恐ろしい開発現場のありがちなお話をまとめてみました。

IT業界でよくあるアンチパターン

クライアントの要望はプライマリー

クライアントは神様です。
クライアントがお仕事をくださるからこそ、私たちは食べていけるのです。

だからクライアントから寄せられる要望は、どんなに厳しくても、たとえフラッシュアイデアだと感じたとしても 即座にYesと返答し良好な関係を保つ ことがベターです。

はいはい、、、

この前その使用はNGということになったと思うんですが。

やっぱり白猫でウケている仕様を参考に、、、ですか?
白猫ライク で、、、はい。

いや、そうですね。

わかりやすいのが一番ですよ。

手戻り、、、いいえ、何とかなります。

面白いものにするというのが一番ですから。。。

「最優先事項」が18ある

ビジネスを軌道に乗せて拡大していくためには、やらなくてはならない 課題が山済み です。

優先順?

もちろん考慮していますが、どれも 効果的な施策であり、外せないものばかり なのです。

このイベント仕様を何とか実装できませんか?
この仕様があれば、押しキャラにこのスキルをつけて売り出して、月初○○○万はカタいんですよー。

あ、でもこっちのレイドの仕様変更も次の申請に何とか乗せてください。
こちらも早めにレベルデザインをはじめていかないといけないので、遅れると来月に響くんですよー。

だからちょっと大変かもしれませんが、ベストを尽くして 最優先課題はすべて対応 してください!

何とかしてくださいよ。

お願いします。
お願いします。

スケジュールは常にタイトである

私たちの使命は会社に貢献することであり、最大限に働いてより多くの利益を会社にもたらさなければならない!

空いている時間があれば、どんどん新しい機能を追加し、クライアントに優秀であるところを見せつけてやろう ではないか。

おうぅ、、、そういえばあの仕様どうなったっけ?

オマエ実装した?

うそ、やべー。

クリティカルパスのど真ん中だけど、ぎりぎりオンスケでいってるから何とかなるかな?

あーでもこっちを優先すると、こっちの作業に影響が、、、

いやーもう、自分が現場に入って何とかするしかない!

あっ、でもこれで見通しついたし、クライアントや上司に 不用意に心配かけさせるとちょっと面倒 だから ギリギリまで報告しない でおこう。

長時間働けば幸せが待っている

もう19時か、今日PMからちょっと進捗が悪かったな。。。
ちょいちょい集中が切れてしまったけれども、まあそういうときもあるさ。

ちょっと飯行って、そのあと残業してしっかり取り返そう。

ゆっくり食事しても、今日はまだ4.5時間 も作業ができるから、ちょっと余裕ある感じ。

うん、モンスター飲んどけばまだまだやれる し。

ちょっとだけしんどいけど、それも 優秀なエンジニアの宿命 か。
だし、なんか 前に向かってるって感じ でいいよね!

とにかく人員を補充するのが先だ

ヤバイヤバイヤバイヤバイ

さすがにちょっとこれはヤバイわー。

ちょっとマネージャに相談して 即、人員を補充 してもらわないと、ちょっと火ー吹き始めたカンジだわー。

こっちのヒトのスキルシート、、、えーこれで55万とかないし。
これで180時間精算とか、ちょっと合わないよね。

うーん、求人誌で募集かけようか。

社長に頼んでおいて。

素直な若い子がいいわ。
きっと頑張ってくれるし。 安い し。

ちょっと重なっているから、とにかく入れて、入れて、入れまくって何とかしのぐしかないわー。

今回だけ、人海戦術でなんとかするしかないよね。

あー、Aさん教育できないかな?頼める?
ムリ?無理ぽ?

ちょっと前に入ったF君は?
え、やめたの?いつの間に?
根性ねぇなー

まあ即戦力なら何とかなるし、 背中を見て育ってくれる よねー。

我々の一番の武器は「努力」と「根性」である

我々は戦士だ。

いままで 気合と根性で やってきたし、努力する気持ちはゼンゼン折れてない。

そして、戦ってまだまだ強くなれる、いや、強くなってやるんだ。

だから徹夜なんて余裕だよ。

5徹しちゃったけど、これでやっと プロジェクトを成功に導く ための目途が立った。

それに、こんなに仕事したんだから、きっと上司も評価してくれるに違いない。

なんだかんだ言って、やっぱり 最後は体力勝負 だよな。

エッセンシャルを意識しよう

忙しい時代だからこそ、本当に価値あるものに集中することがどれほどの効果をもたらすか。

グレッグ・マキューン(GregMcKeown)著の「エッセンシャル思考」は、それを教えてくれる良書だと感じます。

IT開発現場のみなさんだけではなくて、広く読んでもらいたい一冊です。

エッセンシャルなITワークとは

「エッセンシャル思考」より導かれる理想的なITワークとは、具体的にはこういったものでしょうか。

  • それがクライアントのビジネスに本当に必要なことなのかを問い直す
  • より少ないことを、より良い形で実現する
  • 小さな進捗を重ね、到達地点を常に意識する
  • 人材の選別にこだわり、特技と目標から適材適所を考える

ご注意

この記事はIT現場のありがちな話題をかなり誇張しています。
楽しんでいただければ幸いですが、気を悪くされたのでしたら申し訳ありません。

素晴らしい企業はたくさんありますし、素晴らしいエンジニアはたくさんいらっしゃいますよ。

私も、諸先輩を見習い、そういった素晴らしい超ホワイトなITを目指します。

この記事を書いた人はtomita@atuwebでした。