カバーからすでにかっこいい、すてきな書籍を拝読しました。

センベイブラザーズのキセキ

内容紹介

閉鎖寸前の老舗せんべい工場が、日本で一番入手困難な人気せんべいメーカーに生まれ変わる。

本書は「 煎餅工場の脱下請け 」のストーリーをリアルに描いています。

本書の舞台となる煎餅工場、笠原製菓さんは仙台まで下請けの仕事をメインとしていました。
しかし大きな取引が打ち切られて倒産寸前まで追い込まれてしまいます。

そういった状況で社長を継承した 4 代目となる著者は、小売ブランド「Senbei Brothers」を立ち上げます。

キャッチコピーは「 せんべいを、おいしく、かっこよく。 」。

感想

すべてを学びに、チャンスはモノに

本書全体を通じて強く感じたことは 3 点あります。

  • 業界の常識にとらわれない企画力
  • フットワークの軽さ
  • 圧倒的努力

事業を立て直すにあたり、著者には相当なプレッシャーがあったと想像します。

著者はそこで縮み上がって小さく収まることはせず、六本木ヒルズに出店するなど大胆にアクションを重ねていきます。

その根底には「 どこからでも学んでいってやろう 」という気概を強く感じました。

ブランドは育てるもの

Senbei Brothers も、当然ながらかんたんにブランドを軌道に乗せることができたわけではないようです。
特にブランドの方向性を定めていく 1 年目は試練の連続だったといいます。

活動量も、頭を下げる回数も多かったようです。

しかし、このような時期を経たからこそ、さまざまな事象が少しずまとまって形となり、手応えを掴んでいくことができるのです。

道なき道を走り続けるうち、1 本の細い轍がやがて道になっていく。
p.52

これこそが 圧倒的努力 です。

どこを向いて商売をするか

Senbei Brothers の煎餅はおしゃれなパッケージに包まれており目を引きます。
煎餅らしからぬユニークな見た目は成功要因の一つですよね。

このようなビジュアル面の戦略は、次のような著者の体験が元になっているようです。

煎餅を食べて変えるときは、わざと人気の少ない道を選んでいた。
表参道という土地柄、スーツ姿で煎餅を食べる姿がかっこ悪いと思い、空腹と羞恥心の間で葛藤し、人目を避ける行動をとっていた。

P.53

本書では「 煎餅の価値をスクラップ & ビルド ( p. 62 ) 」と表現されていますが、「どのようなシーンで手にしたいか」というとから「商品価値」がしっかりと考えられいます。


「脱下請け」を考えた瞬間から、筆者には「しっかりお客様の方を向いていこう」という覚悟ができていたのだと感じます。

品質も大切にしながらも、

「より魅力的に見えるには」
「よりたくさんの方に手にとってもらえるには」

というところを考え抜いているところが素晴らしいですね。

デザイン職の経験があるという著者だからこそできたことと感じますが、大切なのは「 どこを向いて商売をするか 」ということにあると感じます。

伝統に ADD する

「弟が煎餅を焼いて、兄貴が売る」から「 Senbei Brothers 」なのですが、「兄弟だからこそここまでできた」ということが随所から伺えます。

「兄弟だからこそ」というのは、第一に「どんなことでも信頼関係を持って乗り越える姿勢」です。

コアを大切にしながらも、謙虚に周囲の助言に耳を貸して立ち止まり、自分たちの血肉にしていく。
疑念や方向性に疑問があると、うまくできることではありません。

信頼関係がしっかりしているからこそ、何度も議論を重ね、試行錯を繰り返して、自らのブランドを洗練させていったのですね。


またブランドには、「代々引き継いできた煎餅の味 (品質) 」でも妥協は見られませんが、引き継いだものを大切に、新たな価値を ADD していったこともが重要だったと感じます。

伝統を守り続けることは大切なことです。
同じものを続け得ることも大切ですが、それは 戦略的停滞 でしょうか。それとも怠慢でしょうか。

ブランドには「良いもの」をより魅力的に、螺旋の一段上に向かって進むことが求められているのだと、改めて感じました。

おわりに

本書によると、事業を引き継いだ時は「金なし、時間なし、経験なし」だったようです。
事業を営む多くの方は同じような状況にあると思います。

本書はそういった状況を乗り越えようと、知恵を絞り、手を動かしていく様子がリアルに綴られており、参考になるという方は多いのではないかと感じます。

私も、「業界の常識」にとらわれず、新しいアイデアを実現する、アクションを起こし続ける姿勢はたいへん見習うべきと感じました。


うちのブラザーズはスマブラくらいです。

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この記事の著者 Webrow (うぇぶろう)
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