『作文』は必須スキルだが、、、

作文とは

「作文」について Wikipedia で調べてみたところ、次のようにありました。

作文(さくぶん)とは、ある情報を伝達することを目的として、文章を秩序立てて作製する行為である。人間の言語活動の中でも特に論理性や構造性が最も問われるものであると考えられる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/作文

「作文」というと小学生の頃に書かされたものをイメージするかもしれませんが、それだけではないのです。

伝わってこない文章

私は業務で Slack などのツールを使ってコミュニケーションを取ることが多いです。

そのなかで 「何を伝えたいか、よくわからない」と感じる ことが増えました。
ここ数年は特にです。

なぜ、意図がわからないか。
次のようなものが理由に挙げられそうです。

  • 一つの文に詰め込みすぎ
  • 主語と述語が曖昧
  • 読み手が知っている前提

一言でいうと「単にこなれていない」だけなのです。

しかし、こなれるまで待つのも気が遠くなりそうですし、アドバイスするにも時間がかかるもので、苦心していました。
言っても忘れちゃうんだよねー

そんなときに書店で目にしたのが 『マジ文章かけないんだけど』 という書籍です。

マジ文章かけないんだけど

本書のターゲットは次です。

大学 3〜4 年生から社会人になって文章を書くことに戸惑いを感じている方に焦点を絞った文章本。
p.3

20前後の方が主なターゲットのため、全体にカジュアルで軽い感じに仕上げられていますが、

見た目の軽さに比べて、内容は意外に濃いはずです。
p.3

と記されているとおり、中身はしっかりしていると感じました。


トピックスは次などがあります。

  • 主語と述語の対応
  • こそあど言葉
  • 読点の位置を意識する
  • 「状況」「行動」「変化」で文章を考える
  • 5W1Hの活用を考える。

「基本をしっかり」身につけたいという方に適切ですね。
ターゲットのスタート地点が後ろなだけに、「本書一冊でバリバリ」という感じではありません。

改善例を、丁寧に

私が特に良いと感じたのは 文章の改善をゆっくり丁寧に解説している 点です。

入門書、指南書の中にはスタートからゴールまでの粒度が大きくて「前のステップからの差がありすぎてワケがわからない」と感じるものありますよね。

本書では「文章の改善例」を小さなステップで行っており、「どうすれば」や「どのように」という考え方、やり方の部分をまで理解できる ようにまとめられています。

改善例の紹介

では、本書 LESSON 2 より 1 つ、文章の改善例を引用いたします。

例 1

このバックはブランド物なので、
値段と人気が高く、
品質とデザインが美しいブランドだ。

P.24

適度にワケが分からなく、リアルに目にする文章ですね。


まずこれを、「骨格」に分解します。

分解 1-3

このバッグはブランドものなので、ブランドだ。

p25

すると「ブランドものなので、ブランドだ」という、つながりの不自然な部分が浮き彫りになりました。


この文章は

  • 値段と人気が高く、
  • 品質とデザインが美しい

が「ブランドだ」を修飾 (詳しく説明) している部分 ( = 肉 ) になっています。

この「肉」を分解したものが次です。

分解 2-1

値段と人気が高く、
    =値段が高く & 人気が高く

品質とデザインが美しい
    =品質が美しい & デザインが美しい

p. 26

「似たような事柄を並べて、最後の要素だけに術後を合わせてしまった」ために、「主語と述語が対応できていない」事がわかります。

こういった表現くずれって、多いですよね。


本書では 「骨格と肉を整理し、更に伝えたいことを整理」 することで、次のように改善が行われました。

改善例 2
このバッグはブランド物なので値段が高い。しかし品質が
よくデザインが美しいので、若い女性に人気がある。

p29

改善後は、1 つの文の中にあった「骨格と肉の要素」が 2 つに分けられました。

とてもわかりやすくなりましたね。 いかがでしょうか。


当記事では例を飛ばしています。
詳細は、ぜひ本書をご覧ください。

おわりに

日常会話をそのまま文章にすると、全く意味が伝わりません。
文章にするには、文章にするためのポイントがあります。

ツイッターや LINE で短文にしか触れない状況が続くと、文章がかけないのは当然のことなのです。


上記は本書冒頭の要約です。

  • 短文慣れ
  • 「話し言葉」が多い

という状況は、多くの方に当てはまるのではないでしょうか。

本書には例題も盛り込まれています。
本書を読み、例題を使って手と頭を動かすことで「地力は確実に上がる」と感じました。

この記事の著者 Webrow (うぇぶろう)
Web アプリ開発、 Web 顧問 エンジニア、WordPress サポートいたします。